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プロにエアコンクリーニングを依頼するよりも費用を抑えられるエアコン洗浄スプレー。手軽に掃除できるため、エアコン洗浄スプレーを使って掃除する方は多いのではないでしょうか。
しかし、エアコン洗浄スプレーで落とせるところは、フィルターと表面の汚れのみです。内部までスプレーを吹きかけると、故障やカビの繁殖につながる恐れがあります。
この記事では、エアコン洗浄スプレーの使用を控えた方がいい4つの理由をご紹介します。さらに、エアコンクリーニングをプロにお願いするメリットも解説します。
エアコン洗浄スプレーを使わない方がいい4つの理由
エアコン洗浄スプレーの使用を避けた方がいい理由は4つあります。
- 故障や火災を引き起こす
- カビの繁殖
- 長年の汚れは落とせない
- エアコンの製造メーカーが推奨していない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
故障や火災につながる
エアコン洗浄スプレーの洗浄剤が内部に残った場合、エアコンを稼働したときに火災につながるかもしれません。また、フィンの電装部分にエアコン洗浄スプレーを吹きかけると、故障の原因になります。
そのほか、エアコン洗浄スプレーを使用したときに良く起こるのが、エアコンの内部にあるホコリが固まる現象です。固まったホコリは、水を外へ出すドレンホースをふさいで、エアコン本体から水漏れを引き起こすことがあります。
カビが繁殖する
エアコン洗浄スプレーの使用後は、すすぎ・乾燥が必要です。すすぎの工程を省くと、ベタつき感が残ってしまいます。汚れがより付着しやすくなるため、カビの繁殖につながるのです。
一般家庭で残すことなくすすぎと乾燥を行うのは至難の業といえます。エアコン内部に残留した薬剤によって、洗浄スプレー使用前よりもカビが増殖することもあるので、スプレーを使用する際には注意したほうが良いでしょう。
長年の汚れは落とせない
もし長年の汚れが蓄積されている場合、エアコン洗浄スプレーだけでは落とすことは難しいでしょう。目には見えないところの洗浄はできないので、汚れたままでエアコンを稼働させることになります。
また細かいところも自分で掃除するために、エアコン洗浄スプレー以外の掃除アイテムを揃える方も見られます。ホームセンターですべてを揃えようとすると、10,000円以上かかる場合も。プロのエアコンクリーニングの料金の相場は、8,000円〜10,000円台です。
プロに依頼したとしても、それほど変わりはない上に、確実にエアコンの汚れ・カビを落としてくれます。
エアコンの製造メーカーが推奨していない
多くのエアコン製造メーカーは、エアコン洗浄スプレーの使用を推奨していません。エアコンの取扱説明書には、「発火・故障などの恐れがあるため、ご使用しないでください」といった一文があることがほとんどです。
エアコン内部は繊細であり、高い技術力を必要とします。安易に自己流でクリーニングを行い、壊れてしまった!とならないよう、気をつけたいものです。
自分でエアコンを掃除できるところはある?
自分でエアコンを掃除できるところは次の通りです
- フィルター
- 吹き出し口
- 本体カバー
フィルターは自宅で掃除できるような構造となっているので、比較的簡単に掃除ができる部分です。故障や火災などを引き起こす心配もないため、安全にエアコンクリーニングを行えます。
エアコン洗浄スプレーを使わずに掃除をするやり方は?
エアコン洗浄スプレーを使用しなくても掃除できるところは、フィルター・表面の汚れです。フィルターは家庭でも掃除できるような作りになっているので、誰でも簡単に掃除ができます。
フィルターの掃除の目安は、エアコンの使用頻度によって異なります。毎日エアコンを使っている場合は2週間に1回、フィルターを掃除しましょう。使用頻度が少ない場合でも、月に1回の掃除がおすすめです。
どのような方法で掃除をするのか、順に確認していきましょう。
掃除機でフィルターについたホコリを取る
まずはエアコンの電源を切ってコンセントを抜きましょう。エアコンの前面パネルを開けて、フィルターを外さずに掃除機でホコリを取り除きます。
先にフィルターを取ってしまうと、溜まっているホコリが一気に舞い、咳きやくしゃみなどのアレルギー症状を引き起こすかもしれません。そのためフィルターは外さずに、ある程度ホコリを掃除機で取っていきましょう。
ホコリを取り終えたら、フィルターを外します。一般的なエアコンフィルターには、下部につまむ部分があるので、そこを持って下にスライドさせるように外しましょう。
フィルターは強い力が加わると歪むことがあるので、やさしい力で外してください。
細かいホコリは洗剤で洗い流す
掃除機のみでは、すべてのホコリを取り除くことはできません。外したフィルターの細かなホコリは、シャワーで水洗いして落としましょう。
このとき、フィルターの表面にシャワーをかけるとホコリの詰まる原因になるので、裏面からシャワーを当てるように意識してください。
シャワーだけでは落ちない場合は、水で薄めた中性洗剤を歯ブラシなどの柔らかいブラシにつけて、やさしく洗いましょう。
洗い流したあと、清潔なタオルを使ってフィルターの水気を拭き取ります。吹き残しがあると、カビを繁殖させる場合があるので、しっかり拭き取ることが大切です。その後はフィルターを陰干しして完全に乾燥させます。
吹き出し口はハンディモップで掃除
ハンディモップを使って吹き出し口の中にある汚れ・ホコリを拭き取ります。ハンディモップがないときは、割り箸にキッチンペーパーを巻いたものを使うと代用できます。
吹き出し口以外にもエアコンの上部など、目に見える表面の汚れ・ホコリを拭き取りましょう。
フィルターを戻す
フィルターが完全に乾いたのを確認してからエアコン本体に戻しましょう。
エアコンフィルターのつまみがある下部をもち、ゆっくりとスライドさせて差し込んでいきます。
※一般的なエアコンの場合です。詳しくは説明者をよく読んで確認してください
エアコンクリーニングをプロに依頼するメリット
ご自宅でできる簡単なお手入れの方法をご紹介しましたが、それだけでは内部の汚れにまでは手が届きません。
内部に溜まった汚れ・ホコリもしっかり落とすためには、プロのエアコンクリーニングに依頼するのが安全です。
エアコンクリーニングをプロに依頼することには、目に見える汚れを落とせるだけでなく、ほかにも嬉しいメリットがあります。
カビや汚れをきれいに落とす
自分で掃除する場合、目には見えないところの掃除は難しいものです。プロのエアコンクリーニングなら、届かない内部の汚れ・ホコリ・カビもしっかり洗浄します。
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小田急くらしサポートの「エアコンクリーニング」では、高圧洗浄機を使ってエアコンを丸ごと洗います。掃除機能がないエアコンの場合、エアコン本体・アルミフィン・ファン・フィルターを掃除し、内部もスッキリきれいに仕上げます。
エアコンの効きが良くなる
フィルターや内部にホコリ・汚れが溜まった状態では、エアコンが空気を出す力が弱くなります。これではいつまでたっても設定した温度になりません。
プロのクリーニングであれば、自宅でのフィルター掃除のみでは取り除けない汚れもしっかり落として、エアコンの効きを良くします。
自分で掃除して壊してしまった!分解して戻せない!というリスクを回避できる
自分でエアコン洗浄スプレーを使って掃除をすると、故障や火災につながることがあります。また、正しい掃除方法をしていない場合、カビを増殖させる恐れもあり、逆効果になるかもしれません。
また、掃除機機能が付いたエアコンは掃除機能のないエアコンよりも中身が複雑です。分解はできたけれど、元に戻せなくなったというケースも多く見られます。
プロのエアコンクリーニングは専門の知識・技術を身につけているので、正しい手順で確実に汚れを落とします。万が一、故障などのトラブルが起きてもサポート体制が整ったサービス会社なら保証してもらえる場合も多く安心です。
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対応するエアコンの種類はサービスを提供する会社ごとで異なりますが、小田急くらしサポートの「ハウスクリーニング」は、壁掛けエアコン・掃除機能付きエアコン・天井埋め込みタイプに対応しています。
電気代が安くなる
ホコリや汚れなどが溜まって効き目が悪い場合、設定した温度に到達するまでに時間がかかります。このとき、エネルギーもたくさん使うため、電気代が高くなることがあるのです。
エアコンの汚れ・ホコリを落としてもらえば、エアコンの稼働力がアップします。少ないエネルギーで設定温度に到達するので、電気代が安くなる可能性があります。
※エアコンの汚れ具合や使用状況にもよるため、必ず電気代が安くなるわけではありません
エアコンクリーニングを選ぶときは「安心・安全」をチェック
数あるエアコンクリーニングサービスから、1社を絞ることは難しいと感じるものです。エアコンクリーニングを選ぶ際は、「安心・安全」であるかどうかをチェックしましょう。
繊細なエアコンなので、専門的な知識・技術力が十分に備わっているか、トラブルが起きたときはしっかり対応してもらえるのかなど、サービスを確認する必要があります。
そのほかにチェックしたいポイントは次の2点です。
- 損害賠償保険の加入
- 信頼できる会社
どのようなところを意識しながら判断をすればいいか、順に見ていきましょう。
損害賠償保険の加入の有無
多くのエアコンクリーニングサービスは、損害賠償保険に加入しています。万が一、エアコンを破損・故障した場合に補償を受けられるので、安心して任せられるでしょう。
それでもなかには、損害賠償保険に未加入だったり補償金額が少なかったりするところもあります。十分な補償を受けられなくなるほか、補償関連のトラブルに巻き込まれるかもしれません。
エアコンクリーニングを依頼する前に補償内容を確認して、納得したうえで利用することが大切です。
信頼できる会社かどうか
エアコンクリーニングは家に入って作業を行います。そのため、「安心できる」「信頼できる」会社であることが重要です。
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エアコンをまるごときれいにするなら専門サービスがおすすめ
エアコン洗浄スプレーは表面の汚れに使うことを目的としていることが多く、内部に使った場合、故障・火災などを引き起こすかもしれません。
また、自分でエアコンクリーニングすることは難しく、洗浄スプレーで掃除できたと思っても「すすぎ」ができていなければ、掃除前よりもカビが増える場合があります。
時間や手間もかかるので、エアコンを掃除する際はプロのエアコンクリーニングに依頼するのがおすすめです。専門知識・洗練された技術力があり、エアコンの内部までしっかり汚れ・ホコリを落としてくれるでしょう。
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