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夏のお弁当は食中毒対策を!暑い日のお弁当作りのポイント

目次

家族や自分のお弁当作りを毎日がんばっている方にとって、食べ物が傷みやすくなる夏は、どんなものを詰めればいいのか迷ってしまう季節ですよね。自己流で食中毒対策をしていても、果たしてこれでいいのか不安になることもあるかと思います。

今回は、なぜ食中毒が起こるのか、その原因や特徴について説明し、お弁当が傷まないようにするためのポイントや、暑い夏に無理なくお弁当作りをするためのヒントをご紹介します。

夏のお弁当は要注意!食中毒の原因とは?

なぜ食中毒が起こるのか、実はよくわからないという方も多いのではないでしょうか?原因をしっかり理解すれば、食中毒対策で何が大事なのかわかってきます。

食中毒とは何か

食中毒は、細菌やウイルスなどが付いたものを食べたことが原因で起こる病気です。腹痛・嘔吐・下痢・発熱などが主な症状で、発症までの時間は細菌やウイルスの種類によって違います。

細菌による食中毒が多いのは夏期(6月~8月)です。気温と湿度が高い環境では、食中毒の原因となる細菌が繁殖しやすくなるのです。

また、ウイルスによる食中毒は、気温が低く空気が乾燥している冬期(11月~2月)に多い傾向があります。食中毒=夏というイメージがありますが、実は寒い冬の時期にも起こるのですね。

夏のお弁当は「細菌による食中毒」に注意!

夏にお弁当が傷んでしまうのは、食べ物に細菌が付き、気温や湿度の上昇によって増殖してしまうからです。増えた細菌は毒素となり、食べた人は体調を崩してしまいます。

下記は、食中毒の原因となる代表的な細菌と食材の一例です。

・サルモネラ属菌(加熱が不十分な卵、肉、魚など)

・黄色ブドウ球菌(素手で調理したおにぎり、巻き寿司など)

・腸管出血性大腸菌(加熱が不十分な肉、洗浄が不十分な生野菜、井戸水など)

・セレウス菌(米、スパゲッティ、焼きそばなど)

・カンピロバクター(加熱が不十分な鶏肉、生野菜など)

・腸炎ビブリオ菌(生の魚介類など)

お弁当の食中毒を防ぐための8つの対策

夏期のお弁当作りではどんなことに注意すればいいのか、具体的な食中毒対策をご紹介します。

手洗いを徹底する

手肌の細菌がお弁当の中身に付着してしまうと、食中毒の原因となります。石鹸やハンドソープを使って、爪の間や手首までしっかりと洗いましょう。

調理前だけではなく、作業(動作)が変わる度に手を洗うようにします。水分を拭き取る時は、使い捨てのハンドタオルがおすすめです。

お弁当箱は消毒する

お弁当箱や調理器具は洗剤で洗うだけではなく、熱湯またはキッチン用の殺菌剤で消毒をします。手洗いと同様に、拭く時はキッチンペーパーの方がより安全です。

食材はしっかり加熱する

おかずは中まで火が通るように加熱することで、細菌の繁殖を防ぐことができます。生焼けや半熟状態のおかずを入れないよう注意しましょう。

また、生のままの食材ももちろん食中毒のリスクが高いです。お弁当に彩りを添えるためにミニトマトなどの生野菜を入れる方も多いですが、夏場のお弁当では生のまま入れるのは避けてくださいね。

おかずの水気(汁気)を切って、おかず同士を仕切る

おかずの水分が多いと細菌が繁殖し、他の食べ物にも移りやすくなります。水気(汁気)をしっかり切ってから、仕切りカップに入れてお弁当箱に詰めるようにしましょう。

おかずやごはんはしっかり冷ます

おかずやごはんが温かいままでフタをすると、密閉されたお弁当の中は湯気で水っぽくなります。細菌を増やさないためにも、しっかり冷ましてから詰めるのが基本です。

おかずの作り置きは避ける

夏期のお弁当では「おかずの作り置き」はおすすめできません。作ってから時間が経っているので、気温の上昇とともに細菌が繁殖しやすくなります。当日一から料理する時間がない場合は、前日に下ごしらえや味付けを済ませ、当日は加熱だけ行うようにすると良いでしょう。

味付けをやや濃い目にする

塩気を少し強くすることで、細菌の繁殖を抑えることができます。薄味のおかずは傷みやすいので、夏のお弁当には向いていません。

食中毒対策グッズを使う

手軽にお弁当の食中毒対策ができる便利グッズも増えています。さまざまなものがあるので、自分が使いやすいグッズを選びましょう。

・保冷剤

・保冷バッグ

・抗菌シート

・おにぎりシート

・通気性のあるお弁当箱

・使い捨ての仕切りカップ

・調理する時の使い捨て手袋

食中毒対策!夏のお弁当で避けたい食材とは?

夏に傷みやすい「食材」と「おかず」の一例をご紹介します。

夏のお弁当NG食材

生野菜

フルーツ

肉、魚介類(しっかり加熱すればOK)

ハム、かまぼこなどの加工食品(加熱した方が安全)

夏のお弁当NGおかず

半熟卵、オムレツ

サラダ

野菜の煮物・あえもの(汁気が多いためNG)

チャーハン、混ぜごはん(野菜が入ると水分が多くなるためNG)

そうめん(しっかり水気を切って保冷すればOK)

素手で作ったおにぎりや海苔巻き

夏のお弁当作りを楽にするためのヒント

食中毒対策には注意点が多いので、忙しい方は少し面倒に感じるかもしれません。そんな状況の中、日々のお弁当作りを楽にできる方法があります。

使い捨てできるものを使う

食中毒対策として大切なことと分かっていても、お弁当箱を毎回消毒するのはなかなか手間ですし、時間もかかります。お弁当箱・箸・仕切りカップなど、いつもは洗って繰り返し使っているものを、夏の間だけは「使い捨て」のものを使うのも一つの手です。

料理をお休みする日を作る

気温が上がってくると体力はさらにダウンして、キッチンに立つのがつらい時が多くなりますね。そんな時は家事代行サービスを利用して、食事の支度やお弁当の仕込みを依頼してみてはいかがでしょうか?

「料理お休みデー」を作り、家事の負担を軽くして、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

まとめ

お弁当作りは、栄養バランスやコストが気になるものですが、暑さが厳しい時期は「傷まないようにすること」が何よりも優先されます。手洗い・消毒の徹底や、傷みやすい食材・おかずを避けるなどの食中毒対策を実践して、安心して食べられるお弁当を作りましょう。

小田急くらしサポートでは「料理の家事代行」を承っています。傷みにくいお弁当の提案や下ごしらえのサービスも可能です。

お掃除や洗濯、お買い物といった他の家事とのセット利用もできるので、忙しい方に大変喜ばれています。ぜひご相談ください。

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