庭木のお手入れは、植木を病気や自然災害から守るために定期的に行う必要があります。
また、庭木をお手入れすることで、家の周りをキレイに見せることもできるため、とても重要です。
しかし、どのくらいの周期でお手入れすれば良いのか?悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、庭木剪定に適した時期がいつなのかをご紹介します。庭木の成長ぶりが気になる方はぜひ参考にしてください。
庭木の手入れをしてキレイな景観を保とう
剪定は、庭木のお手入れの基本です。剪定とは、植木の形を整えたり風通しを良くしたりするために枝をカットする庭木のお手入れ方法です。
葉や枝を育ちっぱなしにしてしまうと、庭の日陰部分が増えてしまい日当たりが悪くなってしまいます。そうすると害虫が増えてしまったり病原菌が増えてきてしまったりと、植木に影響が出てきてしまいます。
剪定は、庭木のお手入れをしてキレイな景観を保つとともに、植木の健康や日当たりを守るためにも定期的に行う必要があります。
基本剪定と軽剪定について
剪定の種類は、基本剪定と軽剪定に分かれます。
基本剪定は、新芽が出る前に手入れをすること。大幅に枝や葉をカットしていきます。そのため、基本剪定は新芽が出る前の冬から春にかけて行うのが一般的です。強い剪定であることから強剪定と呼ばれることもあります。
軽剪定は言葉の通り、軽めに剪定することです。風通しが良くなるように、形を整える程度にお手入れをしていきます。夏から秋にかけて行うことが多いため、夏剪定と呼ばれることも。
庭木の剪定に適切な時期はいつ?
基本の剪定
剪定はいつでもOKというわけではなく、適切な時期があります。ここでは、剪定を行う時期について詳しく見ていきましょう。
剪定は、毎年行います。夏と冬に分けて、庭木の手入れをしていくのが一般的です。
夏季剪定
夏の時期の剪定は、伸びすぎた枝や葉をキレイに整えるために、軽剪定を行うことがほとんど。暑い夏に向けて軽剪定を行い、風通しを良くしていきます。夏の剪定は、夏になると増える害虫対策にもなります。
また、夏に剪定することで台風により枝が折れてしまうのを防止することも可能です。
冬季剪定
冬の時期の剪定は、春を迎える前に不要な枝や葉をカットしていきます。この時期は基本剪定を行い、大幅に剪定を行う場合が多いです。
植栽によって適切な時期が異なる
常緑広葉樹の剪定時期
すべての植木が、夏や冬に剪定を行えるわけではありません。植裁によっては、適切な時期が異なるため、庭木にある植木を確認しましょう。
基本剪定:3~6月
軽剪定:8~10月
常緑広葉樹:ツバキ、サザンカ、キンモクセイ、サツキなど
常緑広葉樹は、寒さに弱いため、寒い時期に剪定をしてしまうと弱ってしまうことも。そのため、11~2月の真冬の時期に剪定を行うのはNGです。ツバキやサザンカのような常緑広葉樹は、春先の暖かい時期に基本剪定を行い、夏の終わりから秋に軽剪定を行うのが好ましいといわれています。
常緑針葉樹の剪定時期
基本剪定:3~6月
軽剪定:10~11月
種類:マツ、スギ、もみの木など
常緑針葉樹は寒さに強い種類なので、冬でも剪定はできます。とはいえ、新芽が出る前に剪定することで、バランスよく枝葉が成長していきます。そのため、常緑針葉樹は新芽が出る前の春先剪定を行うのがおすすめです。形状をキレイにするだけなら、夏や秋に軽剪定をしても問題ありません。
落葉広葉樹の剪定時期
基本剪定:12~2月
軽剪定:3月、6月、9月、10月
種類:ヤマボウシ、ハナミズキ、モミジ、アオダモなど
落葉広葉樹は、枯れ葉が落ちた後に枝のお手入れをするのが基本です。そのため、基本剪定は冬の時期に行います。夏は葉が伸びる時期のため、軽めのお手入れで十分です。
ただし4月~5月・7月~8月頃は、活発に成長しているため、剪定をしてしまうと樹液が出てきてしまい木を傷めてしまうことも。この時期はお手入れ自体を避けたほうが良いといえます。
剪定はプロに任せるのがおすすめ!
剪定は、枝や葉を切ってお手入れしていきます。そのため、切れればOKだと思い簡単そうに思うかもしれません。しかし、切る枝を見分けたり、切り方が難しかったりと実は自分でやるのは大変です。また、自分で手入れをするとゴミ処理が大変で、面倒に感じてしまうことも。
そのため、庭木の剪定はプロにお任せするのがおすすめです。プロに任せることで、庭木を傷めることなく、お手入れをしてもらえます。
まとめ
今回は、庭木のお手入れに適した時期についてご紹介しました。
基本的に庭木は、夏と冬にお手入れします。ただし、植木の種類によって異なります。植木に合わせて、剪定することでキレイな庭を保つことが可能です。
剪定は、慣れていない方からすると難しい作業です。大切な植木を守るためにも、プロに依頼することをおすすめします。
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