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家系図の調べ方・作成手順|自分で先祖を調べる方法はある?費用や注意点を詳しく解説

目次

自分の家系のルーツを知りたいと思ったことはありませんか?とはいえ、家系図なんてうちにはないし、
自分の家系のルーツを知ることは難しいと思っている方も多いかもしれません。

 

家系図を作れるとしても有名な家系ではないと作れないと思ってしまいますよね。

 

実は、家系図はどなたでも作成することができます。近年、自分のルーツを探るために家系図を作成する方が増えてきているほど。

 

そこで今回は、家系図を作成するメリットと作り方のほか、多くの方が利用している家系図作成サービスについてご紹介します。

 

 

家系図作成なら小田急くらしサポートをご利用ください

家系図の調べ方は?

家系図の調べ方には、以下の方法があります。

 

  • 戸籍謄本からツールをたどる
  • 過去帳を閲覧する
  • 図書館や資料館などの文献から調べる
  • 現調査を行う
  • プロに依頼する

 

それぞれ詳しく解説します。

1.戸籍謄本からルーツを辿る

初めて家系図の調査をする場合は、現在の戸籍から順に遡る方法があります。

 

戸籍謄本は市区町村役場で取得できますが、地域によっては本籍地の役所でしか取得できないケースも。事前に戸籍情報の入手方法を確認しておくか、先祖の本籍地を把握しておくとスムーズに調査ができるでしょう。

 

戸籍謄本から得られる主な情報は、以下のとおりです。

 

  • 名前、生年月日、本籍地
  • 親子関係、結婚・離婚歴
  • 養子縁組や改姓などの身分変更

 

明治時代以降の先祖について調べられますが、古い戸籍は読みづらく、法律用語の知識も必要になるため、初心者には難しい場合もあります。

 

戸籍の見方が不安な場合は、役所の職員や行政書士などの専門家に相談するのも良いでしょう。

2.過去帳を閲覧する

過去帳とは、その家のご先祖さまの名前・戒名・没年などが記載された帳面のこと。次の世代が見てわかるように、続柄を記載するところもあります。

 

一般的には家庭ごとの仏壇の引き出しに入っていますが、お寺で保管している場合も多く見られます。実家や自宅になければ菩提寺に問い合わせてみましょう。

3.図書館や資料館などの文献から調べる

地域の図書館や資料館には、家系調査の参考になるさまざまな資料が眠っています。

 

郷土資料や古文書、地域の名士の伝記など、戸籍では知り得ない詳細な情報が見つかることも少なくありません。

 

資料で調査をする場合は、図書館の司書に相談するのがおすすめです。適切な資料の探し方やアプローチ方法を教えてもらえるでしょう。

4.現地調査を行う

先祖の出身地や墓地を直接訪れることで、ヒントを得られる場合があります。

 

墓石の碑文から没年月日や家族関係が判明したり、寺院の過去帳を調べれば檀家の記録から先祖の情報を見つけられたりすることも。また地元の方のお話から、文献に残っていない貴重な情報を得られる可能性もあります。

 

ただし、現地調査を行う際は事前に訪問先に連絡を入れ、調査の許可を得ることが大切です。墓地や寺院でのマナーを守り、地域の方々に失礼のないよう丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

5.プロに依頼する

家系図作成の専門家に依頼することで、より詳細で正確な家系図を作成できます。

 

プロの調査員は専門知識と経験を活かし、戸籍や文献、現地訪問など、総合的に調査を行ってくれます。難解な資料の解読や複雑な家系の整理もサポートしてくれるため、自力での調査に限界を感じた際には心強い味方となるでしょう。

 

依頼の際は、自分で事前に分かっている情報をまとめておくと、より効率的な調査が可能になります。

 

【小田急くらしサポートの家系図作成サービス】

戸籍調査はもちろん、現地調査からも家系図作成を承っています。

 

お客さまの要望に合わせたメニューを用意していますので、気になる方はこちらの「家系図作成サービス詳細」をご確認ください。

家系図を調べるのに費用はどれくらいかかる?

家系図を調べる手段によって、発生する費用は変わります。それぞれの調べ方でかかる費用相場を見ていきましょう。

1.市役所で調べる場合の費用相場は

自分で家系図を作成する際、どこまで調べるかで費用は異なりますが、直系先祖をすべて辿って家系図を作成する場合にかかる費用相場は5万円前後です。

 

戸籍謄本は1通450円、改製原戸籍は1通750円。自宅から本籍の役所までの距離が遠いと、郵送代や交通費も発生します。そのほか、家系図を作成するための製本料や書籍代なども必要です。

2.過去帳を調べる場合の費用相場は

過去帳には先祖のことが記されているので、過去帳を確認できれば家系図はスムーズに作成できます。

新たに記入する必要がない場合、家系図の作成に必要なエクセルや製本料などで済ませられるので、1万円もかからないでしょう。

 

ただ過去帳の記載が必要な際、自分で記入も可能ですが一般的にはお寺に依頼します。多くは法要の一環として記入するので、費用はかからないケースがほとんどです。

 

しかし過去帳の買い替えによる記入・紛失した場合は、お布施を用意するのがマナー。お布施の目安は3万円〜5万円程度です。

3.プロに依頼する費用相場は

プロに依頼する場合、調査範囲によって費用は異なります。自分の苗字だけを調べる一家系調であれば5万円〜8万円ほど。父・母方の両方を調べる二家系調査だと、8万円〜15万円程度です。

江戸末期あたりまで遡って家系図を作成したい場合、100万円前後かかることもあります。

家系図はどこまで調べられるもの?

150〜200年ほど前(江戸末期〜明治初期)まで遡って、ご先祖さまの名前・生まれた年・亡くなった年などを調べられる可能性があります。

 

そもそも戸籍を取得できる人は原則、その戸籍に記載されている本人・配偶者・直系親族です。自分と血のつながりのある先祖の戸籍はすべて取得できますが、おじおばなどの先祖(傍系先祖)までは取得できません。

傍系先祖も知りたい場合は、従弟従妹や孫に協力してもらう必要があります。

戸籍を取得できる範囲

昭和23年の戸籍法の改正により三代戸籍が廃止(三代戸籍禁止の原則)され、「親・子・孫」を記載することは禁止されています。

 

現在、一つの戸籍に登録できる親族関係は「親・子」の二代までです。

戸籍を遡れない場合どうすればいい?古い戸籍の取り方は?

戸籍を遡れない主な原因は3つです。

  • 戸籍の情報を解読できない
  • 役所が戸籍を破棄した
  • 戸籍の滅失・焼失

 

明治や昭和初期などの古い戸籍は手書きで旧字体が使われているため、解読に時間がかかります。解読に躓いて戸籍を遡れなくなるケースは多く見られます。

 

解読が難しい場合は、戸籍を取得した役所に相談すると分かる場合があります。(必ずしも分かるわけではありませんのでご注意ください)

 

次に役所が戸籍を破棄したケースですが、戸籍には保管期間が設けられています。現在の保管期間は150年です。平成22年の戸籍法改正前は80年でした。

 

改正前の保管期間で考えると、昭和初期ごろの戸籍までは破棄されている状態ですが、廃棄の判断は各自治体にゆだねられています。保管の有無は、実際に戸籍を取り寄せてみないとわかりません。

 

破棄せずに保管している自治体は多くありますが、150年以上前のものについて、現在は保管されていても、そのうちに破棄されてなくなってしまう可能性も高いようです。

 

最後に戸籍の滅失・焼失ですが、戦争・震災・火事などの原因が該当します。滅失・焼失した場合、保管期間に関係なく戸籍の取得ができません。

 

現在より前の戸籍を「改製原戸籍」といい、改製原戸籍を取得できるところは本籍地の市区町村の役場です。現在の戸籍と同じく、役場の窓口や郵送で取得できます。

 

市区町村の合併などにより本籍地がなくなっているケースもあるので、取得する前に確認しておくとよいでしょう。

 

いずれにしても、家系図を作りたいとお考えならば、早めに取り寄せておくことをおすすめします。

家系図を調査するときの注意点

家系図を調査する際は、以下の2点に注意しましょう。

 

  • 複数の役所とのやり取りが発生する場合がある
  • 過去帳がないケースがある

 

それぞれ解説します。

さまざまな役所から戸籍を請求する場合も

先祖の本籍地が複数の地域にまたがる場合、調査は複雑になります。このような場合、分かっている限りの先祖の居住歴をまとめ、市町村合併や地名変更の履歴を調べることが重要です。

 

不明な点がある場合は、躊躇せず自治体の戸籍係に問い合わせてください。

 

また、複数の役所への請求が必要な場合は、手続きに時間がかかることが多いため、計画的に調査を進めることが大切です。時間に余裕をもって、根気強く丁寧に調査を進めるようにしましょう。

過去帳がないケースもある

寺院の過去帳は家系調査の貴重な資料ですが、火災や戦災、あるいは寺院の廃寺などにより失われていることがあります。

 

過去帳がない場合は、以下の方法で探ることも可能です。

  • 地域の郷土史家や歴史研究会への相談
  • 古い墓石の碑文の調査
  • 近隣寺院の記録の確認
  • 地方自治体の歴史資料館での関連文書の探索

 

一つの方法で情報が得られない場合でも、複数の方法を組み合わせることで、家系の全体像を把握できる可能性が高まります。各方面からアプローチを続けることで、情報が集まりより広い家系図になるはずです。

家系図の作成方法

家系図を作りたい!と考えていても、どのように作れば良いのか分からない方も多いことでしょう。家系図作成では、主に3つの作業を行います。

1. 役所で取得する戸籍による家系調査

家系図を作る方法として、まずは戸籍調査を行います。戸籍は、役所で申請することで取得が可能です。戸籍が遠方にある場合は郵送でも取り寄せることができます。

 

戸籍制度は、明治5年からありますが、明治5年式戸籍には差別的な内容が含まれているため取得することができません。一番古い戸籍は、明治19年のものから取得できるので、戸籍を利用してさかのぼっていきます。

 

戸籍を取得すれば、すぐに家系図を作成できると考えがちですが、実際にはそう簡単にはいきません。古い戸籍は、手書きで書かれていたり旧字体などが使われていたりすることも多いため、正しく字が読めなかったり関係性がよく分からなかったりすることがままあります。先祖を遡るにつれて、専門的な知識がないと読解が難しいこともあるでしょう。

2. 戸籍で分かる範囲より更に前にさかのぼる調査

戸籍は明治時代までしか遡れず限りがあるため、完璧な家系図を作るのは難しいといわれています。本格的な家系図を作成するなら、戸籍には載っていないルーツを探して作成していく作業が必要です。

 

その場合、現地調査や名字・家紋からの調査をしていきます。現地調査は、本家や分家などへの聞き取り調査や、菩提寺や墓石などから調査し、データとしてまとめていきます。

3. 巻物や掛軸への表装orデータのまとめ

戸籍や現地調査により、家系図のもととなるデータを集めたらまとめ、そこから家系図を作成していきます。

 

後世に家系図を残したいと考えている場合は、本格的な巻物・掛軸で作成したいと思うのではないでしょうか。

 

また、若い世代の方であれば、デジタルデータにしてパソコンなどに保管したいと考える方も多いことと思います。

 

自身で巻物や掛軸を作成するのは難しいため、専門業者へ依頼するのが現実的な選択肢となります。

 

また、Excelファイルなどで家系図を作成するのもなかなか大変です。無料で利用できるテンプレートなどもありますが、テンプレートへ追加を重ねるうちに図が見にくくなったりレイアウトが崩れてしまったりすることもあるためです。

家系図を作成する上で知っておきたいポイント

家系図を作成する際は、以下のポイントを理解しておきましょう。

 

  • 家系図を作る基本ルール
  • 「縦書き」と「横書き」の特徴

 

見やすい系図を書くための必要な知識なので、ぜひ参考にしてください。

家系図を作る基本ルール

家系図は、理解しやすく作成するために、以下のような基本ルールがあります。

 

  1. 夫婦は横並びにし、二重線(結婚線)でつなぐ
  2. 親子関係は縦線で表現する(養子は縦二重線)
  3. 子どもは長男長女を一番右に表記する
  4. 世代ごとに段を下げて表記する
  5. 同じ世代は同じ高さに揃える

 

性別で色分けしたり、続柄を記載するなど見やすく工夫することも可能です。

家系図に決まった書き方はありませんが、一定のルールに沿って書くことで誰が見ても理解できる書類が作成できます。

「縦書き」と「横書き」の特徴

家系図の書き方には縦書きと横書きがあり、それぞれに特徴があります。

 

特徴 縦書き 横書き
方向 上から下、右から左 左から右、上から下
雰囲気 伝統的、和風 現代的、洋風
適した形式 掛け軸、巻物 デジタル画面、A4用紙
作成のしやすさ 手書きに適している ソコン作成に適している
スペースの効率 縦長の紙に効率的 横長の紙やディスプレイに効率的

 

縦書きと横書きの選択は、以下のような事柄に応じて配慮する必要があります。

 

  • 家系図の用途
  • 作成方法
  • 家族の好み
  • 表示スペース
  • 将来の編集可能性 など

 

例えば、伝統的な和風の雰囲気を大切にしたい場合は縦書きが、パソコンでの作成と編集を重視する場合は横書きが適しているかもしれません。

 

途中で書き方を変えると読みづらくなるため、一貫性を保ちながら作成していくとよいでしょう。

しっかりした家系図を作るなら家系図作成サービスの利用がおすすめ!

家系図を作りたい気持ちはあっても、ご自身で情報することが体力的に難しい方もいらっしゃることでしょう。特に戸籍だけでは分からない先祖を把握するには現地調査が必要ですから、家系図を作るのを断念してしまう方も多いかもしれません。

 

また、調べた内容を巻物や掛軸にしたり、データファイルにまとめたりするのもなかなか大変なため、調査はしたものの家系図として形にできないまま終わってしまうこともあります。

 

内容・表装ともにしっかりとした家系図を作るなら、家系図作成サービスを利用してプロに家系図の作成してもらうのがおすすめです。

家系図作成サービスとは、プロが家系図の作成を行ってくれるサービスです。戸籍調査はもちろん、現地調査も行い本格的に家系図を作成します。

 

調査した家系のデータをまとめてくれるだけではなく、家系図を長期で保存できるように、巻物や掛軸での作成も行ってくれます。サービスによってはデータだけをおまとめして、渡すことも可能です。まとめられたデータを利用して、自分で作成することもできます。

 

小田急くらしサポートでは、家系図作成サービスを行っています。戸籍調査はもちろん、現地調査からも家系図作成を承っています。

 

お客さまの要望に合わせたメニューを用意していますので、気になる方はこちらの「家系図作成サービス詳細」をご確認ください。

 

自分のルーツ・先祖・遠い親戚を知る意味

家系図を作り先祖を知ることで、以下のようなメリットが得られます。

 

  • 自己理解につながる
  • 先祖のゆかりの土地や関係性を知れる
  • 他人との共通点が見つかる
  • 相続の準備ができる
  • つながりを子孫に残せる

  

自分が生まれるまでの背景や関係性が可視化されるため、先祖とのつながりを改めて感じられたり、子供や孫に継いだりできます。

 

親子や親族とのコミュニケーションのきっかけになることはもちろん、相続時のトラブルを避けられるメリットもあるでしょう。

  

自分のために作るのもいいですが、両親や祖父母などの「長寿のお祝い」として家系図をプレゼントしても喜ばれますよ。

相続時に必要な遺言書を作成するときに役立つ

終活の一環として、遺言を作成する方が多くいらっしゃいます。遺言は、生前最後のメッセージとなるため、慎重に作成するのが一般的です。しかし、どのように遺言をまとめればいいのか分からないという方も多いはずです。

 

家系図があることで、自分と親族の関係が分かりやすくなるため、財産を受け継ぐことのできる人・誰がどのぐらい権利を持っているかなどを把握・整理できます。残された家族や親族による遺産相続などの争いを防げるかもしれません。

プロの家系図作成サービスを利用すればルーツの調査が簡単にできる

家系図は自分で戸籍を取得して遡って作成できます。しかし、戸籍の取得に時間がかかったり古い戸籍の文字が読めなかったりするなど、手間がかかります。

 

プロの家系図作成サービスだと、ルーツの調査が簡単にできますので、負担なく家系図が完成するでしょう。

 

小田急くらしサポートは、「家系図作成サービス」を提供しています。さまざまなタイプの家系図をご用意しており、お客さまの要望に応えた家系図が完成いたします。

 

気になる方はこちらの「家系図作成サービス詳細」をご確認ください。

 

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