今シーズン初めてつけたエアコン。なんだか前よりも効きにくかったり、ニオイが気になったりしていませんか?これは汚れが付着している証拠です。
エアコンは使っているうちにも使わない間にも、カビやホコリによって汚れていきます。
とはいえ、汚れているのは分かるけどエアコンの掃除はちょっと面倒…と感じる方も多いかもしれません。
しかし、エアコンの汚れは放置してしまうと大変キケンです。
そこで今回は、エアコンが汚れる原因や、カビやホコリを放置するとキケンな理由をご紹介します。
エアコンの汚れ対策も解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
エアコンが汚れる原因とは
エアコンが汚れる原因としてまず挙げられるのが、「室内の空気」です。
エアコンは、室内の空気を吸い込み、温度調節をして空気を吐き出しています。その際に、室内のホコリや汚れも一緒に吸い込んでしまいます。フィルターやファンにホコリが付着し、汚れとなってしまうのです。ホコリの他に、調理中の油汚れやたばこによるヤニ汚れなども付着するといわれています。
次に原因として挙げられるのが「気温」と「湿度」です。
気温が20~30℃、湿度が70~80%程度になってくるとカビが繁殖しやすくなるといわれています。特に梅雨から夏にかけてはカビが好む温度になってくるため、注意が必要です。
エアコンの汚れを放置するデメリット
エアコンの汚れを放置してしまうとさまざまなデメリットがあります。ここでは、そのデメリットをいくつか解説していきます。
エアコンの故障の原因になる
エアコンの中が汚れていることで、エアコンの運転に負荷がかかってしまいます。そのため、汚れを放置しておくと、故障のリスクが高まってしまうのです。エアコンは高いものでもあるので、頻繁に修理したり買い換えたりすることはできれば避けたいところ。汚れが溜まってしまわないように、対策やこまめなお掃除が必要です。
利用中のニオイが気になる
エアコンを利用中に、生乾きの雑巾のようなニオイが気になることも。部屋中に嫌なニオイが充満して不快に感じることもあるでしょう。
効率が悪くなり電気代がかかる
エアコンの汚れを放置すると、エアコンが効きにくくなってしまいます。なかなか効いてくれず、部屋を涼しくしたり暖めたりするのにその分温度調節をしなければなりません。電気代が以前よりも多くかかってしまうこともあります。
健康に影響する恐れもある
汚れ(カビ)を放置したまま、エアコンを利用することで健康に影響してくることも考えられます。
汚れを放置したエアコンからは、汚れた空気や嫌なニオイと共にカビやホコリが出てきて空気中に放たれます。そのカビやホコリを人間が吸い込むことで、下記のような疾患が発症したり悪化したりしやすくなるといわれています。
・アレルギー性鼻炎
・喘息
・夏型敏感性肺炎 など
呼吸器系の疾患やアレルギー症状が起こる可能性があるため、こまめにお手入れをしておきたいところ。特に免疫力の低いお子さんや高齢者の方がいるご家庭では、気をつけましょう。
エアコンの汚れを防止するには?
ちょっとした工夫をしていくことで、エアコンのカビや汚れを防ぐことが可能です。
冷房機能の使用後は送風機能を使う
冷房機能を使うと結露が起こるため、エアコンの内部は湿度が高くなります。そのため、冷房機能を使用した後は、送風機能または暖房をつけてエアコン内部の湿度を下げることをおすすめします。送風機能を使用するのは、30分~1時間程度でOKです。
換気をする
定期的に窓を開けたり換気扇をつけたりして、室内の換気をするようにしましょう。
換気することで空気中のホコリなどを追い出すことができ、エアコン内部の汚れ防止につながります。
天気の良い日は特に、こまめに換気することをおすすめします。
湿度を下げる
カビ汚れの原因にもなる湿度。室内の湿度が高いと、エアコンの内部も湿度が上がります。
梅雨から夏にかけては特に湿度が上がるため、注意しなければなりません。
「料理中は湿度が上がるため、換気扇を必ずつけて調理する」「除湿剤を置く」などして湿度を上がりにくい部屋にしておくと、
カビ対策・汚れ対策につながります。
定期的にクリーニングを行う
まとめ
エアコンの使い方を工夫したり換気や除湿を意識したりすることで、エアコン内部に汚れがつくのをある程度防止することができますが、どれだけ気を付けていても多少のカビやホコリは発生してしまいます。
エアコンの故障や健康被害を未然に防ぐためには、やはり定期的なケアも必要です。
エアコンの掃除は、プロにお任せすることをおすすめします。特にエアコンの内部のファンなどは、自分では掃除できない箇所です。
フィルターのホコリを取り除くことはできても、完璧には汚れが落ちないため、ハウスクリーニングなどの専門業者にしてもらうのが良いでしょう。
ハウスクリーニングでは、フィルターやファンなど、自分では掃除できない内部までしっかりと掃除を行います。
気になるカビ汚れやニオイをしっかりと落としてくれます。1年以上掃除していないという場合は、特にハウスクリーニングの利用が
おすすめです。
今回は、エアコンが汚れる原因や、汚れを放置するとキケンな理由、対策方法についてご紹介しました。
汚れたままエアコンを使用するのは、健康にも影響すると考えられているため、注意が必要です。
こまめな換気や定期的なクリーニングを行い、エアコンのカビやホコリを放置しないようにしましょう。
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